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DSC02780.JPG色々な記念日があるが、二人で祝うのは結婚記念日。

二人が揃って元気でいれば、銀婚式、金婚式などめでたい日を迎えることができる。その日にはおしゃれなレストランにでかけてシャンペンを開けるもよし、趣向をこらして結婚式を挙げたホテルに一泊するのもいいだろう。だが、毎年結婚記念日がやってくると現実は毎回きっちり記念日に二人でというわけにもいかない。仕事があれば、じゃ、明日にしよう、ということにもなる。

しかし、記念日は「その日」に意味があるのであり、明日という記念日はない。

私たちは4月11日に34回目の結婚記念日を迎えた。あっという間に30年を過ぎた。

記念日になにか特別な計画もなく、その日を迎えた。

数週間私は、5月に発売予定の新製品、LJモイストシャンプーのモニタープロモーションのほうに気を取られていたので、例年のようにカードだけでも用意しなくてはと思っているうちに夕方になってしまった。結婚記念日と新商品の発売日が重なるのも何かの縁。幸先がよさそうでそれはそれでいいように思えた。

4月11日は実は友人夫婦とゴルフにでかけた。3か月前からゴルフレッスンを始め、コースでその成果をみてみようと私は内心、期待していたのだが、なかなか。ゴルフの中身はちょっとだけ、前進したが、スコアは依然変わらず。それでもやいのやいのとほめられ、気分のいい一日であった。こうやって友人夫婦と過ごしながら祝ってもらう結婚記念日もありがたい一日に違いない。

振り返ってみると、私たち夫婦は偶然とはいえ、結婚記念日を結構周りの人々に祝ってもらっている。30年目の真珠婚式は婦人画報の企画の真珠婚に出演依頼があり、プロのカメラマンに真珠をつけた二人の写真を撮ってもらったし、今年はゴルフ。

そして、なによりもありがたいのは、こうやって、二人で元気に記念日を迎えることができることだ。若いころは躍起になって記念日のためにケーキやプレゼントを企画したものだが、この年になると一年、一年、一緒にその日を迎えることができることに感謝の念を覚える。

「一緒にいるとき大切に思う人より、一緒にいられないとき大切に思う人が本当に大切な人」という一文に出合った時、「そうだ」と納得したのは年のせいかもしれない。なによりも今年も元気に二人でその日を迎えられたことがめでたやめでたや。

 

 

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ひさびさに感涙。

2010/03/18 18:06

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最近は本屋に立ち寄っても、前のように「読んでね」と本がウィンクしてくることがなかったのだが、先日久々にこのウィンクにであった。

城山三郎の遺稿「そうか、もう君はいないのか(新潮社)」。その本は、たくさんの書籍のなかにあって、まるで、城山三郎がそこに立って朗読しているのではないかと思えるほどの存在感があった。

いつもは速読してしまう私だが、この本だけはゆっくり糸を紡ぐように読み進んだ。

それは30年連れ添った妻容子さんの鎮魂歌であり、同時に、二人で歩んできた素晴らしい人生への夫からの感謝状でもあった。

涙がこぼれた。止まらない涙をぬぐいながら、私は自分の人生と重ねた。

夫が自分のことを思ってくれていることにどれだけ思いを馳せたことがあっただろうか。いつも私は夫のことをこんなに思っているのに、夫は私のことを気にかけてくれないと勝手に思い込んでいたのではないだろうか。

年を重ねるごとに現実主義になっていく妻と、いつまでも理想を追いかける夫。何気なく言ってくれる「ありがとう」という言葉に含まれている愛のきらめきにいつから、気づかなくなったのだろうか。

城山三郎氏の心の奥に秘められた妻への思いを読みながら、夫の心の声に耳を傾けることを忘れていたことに気づいた。

今、二人でいることの幸せを。いつか訪れる別れの時を迎える前に、しっかりとしっかりと、味わっておくこと。この本はそんな大事なことを語ってくれたような気がする。

 

20080220


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プロフィール

蟹瀬 令子

かにせ れいこ

上智大学文学部英文学科後、博報堂に入社し、コピーライターやコピーディレクターとして活躍。1999年、「ザ・ボディショップ」を日本で展開するイオンフォレストの代表取締役社長に就任。
ケイ・アソシエイツ代表として、外資系企業、および国内企業のブランディング、マーケティングを手がける。2007年スキンケアブランド、LENAJAPONを立ち上げ現在にいたる。

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