豊かに生きるの最近のブログ記事

私は髪を30年以上美容院で洗ってもらっている、と言ったら、贅沢だといわれた。この習慣は20代から続いている。学生時代はアルバイトをしてでもシャンプー代を稼いだ。なぜ、美容院なのか。それはわたしの髪質に因るものが大きかった。若い頃はそれはそれは量が多く、しかも一本一本が太い。流行の髪形にしたくても自分ではどうしようもなかったからだ。

もうひとつの理由は髪がきまっているとそれだけで美しいので、ノーメイクでいられたからだ。結婚して子供ができてからは、ますますメイクの時間がなくなったので、口紅だけで、仕事場にいけるのはとても便利だった。贅沢だといわれ続けたが、利点も多かった。髪を洗ってもらっている時間にミニ昼寝。そして、乾かしてもらっている時間に雑誌を読みながら、コピーライターとして時代や市場のリサーチ。ときには隣の女性が話していることを聞きながら、心理分析。そして、昼ごはん代わりのおにぎりをほおばるなどなど。会社の昼休みや、出社前に行けば、1時間をフル活用できる。体力回復、情報収集、昼食とシャンプータイムはワーキングマザーにとってスーパーリッチな自分時間だった。

財布の大きさは限られていたので、化粧品代はシャンプー代になり、昼食もおにぎりですませることが多かった。ワンポイント贅沢だ。何か自分が本当に欲するものに時間とお金を費やすと満足度だけでなく、幸せ度も高くなる。何もかも、なんて、所詮、無理なのだから、そんな欲張りはしない。

今の超贅沢は1000円のストッキング。もちろんストッキングの値段はピンキリで、1足5000円以上する外国製のものもある。ちょっと引っかけただけで、電線が入り、使えなくなるから、はいた瞬間電線しようものなら、かなり頭にくる。だから、パンツスーツの時は2足500円から300円のもの。ビシとスーツで決めたいときは1000円のものと使い分ける。お気に入りはGIVENCHYとLANVIN。どちらもライセンスもので、製造元はグンゼやナイガイという専門メーカー。LANVINはつるっとしていて、はく時の滑らかさが抜群。 GIVENCHYは生地が薄いので、透明感があり、ちょっと色っぽい大人の足にみえる。特に正装のとき足元を決めるにはもってこいだ。

時間とお金は使い方次第で、贅沢気分になれる。それって、すこぶる幸せかもしれない。

この記事のURL / コメント(0) / トラックバック(0)

心に手当てを。

2011/06/01 17:05

カテゴリー:

中学生の時のこと。授業の一貫で山登りをしている時、急に胃のあたりが痛くなり、途中で登れなくなってしまった。当時の中学だから、よほどのことがないかぎり、途中で棄権ということは許されない。しかし、痛みは増すばかりで前に進めない。

 

その時、担任の先生が、背中に手を当ててもいいかと聞いてきた。胃が痛いのに、背中に手を当てる、など、聞いたことはなかったが、とにかく治してもらえるなら、背中だろうが、頭だろうかどこでも手を当ててもらえばいい。はいと返事をすると、先生は大きな手を胃の後ろあたりの背中に当ててくれた。

 

するとしばらくして、ジーンと背中があたたかくなり、なんと、痛みが少しずつやわらいできたではないか。そして、5分もしないうちに痛みがなくなってしまったのだ。これが「手当て」だと知ったのはもっと大人になってからである。

体をさする、手をこする、抱擁する、なでる、握手する、手を握るなど...手を使って肌に触れ、相手とエネルギーを交流させると、不思議と幸せな気分になったり、痛かったものが和らいだり、泣いていたものが泣きやんだりする。これは人間に与えられたすばらしい能力のひとつなのではないだろうか。

ならば、この能力を生かして、いろいろな場面で人を幸せにすることはできないか。たとえば、病人の背中をさする。冷え切った子供の手をこする。疲れて帰った夫を抱擁する。泣いている赤ん坊の頭をなでる、など。なんでもないことのように見えるが、これだけで、ちょっと温かい気持ちになれるのなら、こんな素敵なことはない。

DSC04588.JPG我が家には白米(ハクマイ)というトイプードルがいるが、家族が帰宅するなり、両脚で立って、飛びついてくる。うれしくて仕方ないという表現に負けて、抱き上げて背中をなでてやると、数分もしないうち「もういいよ、おろしてよ」と騒ぎだす。伝わればそれでいい。なでてもらった、それだけで充分なのだ。

私がまだザボディショップにいた頃、ボランティア活動にハンドマッサージをしたことがあった。とても気分がよくなりましたとお礼を言って帰られたお客様たちは後で、ハンドマッサージをしていたのが社長だったと知って、ほんとにびっくりしたらしい。「社長までマッサージをする会社なのですね、すばらしいと」感謝の言葉が届いたが、マッサージの効果に職位は関係ない。マッサージはされる側の心までやわらかくするだけでなく、マッサージをする側まで癒してくれる。これが手当ての効果だ。

手を使って直接触れ合うことで、自分も癒されていく。それはやはり、温かなエネルギーが行き交った結果なのではないだろうか。

DSC04505.JPG冷え切った心にこの手当てが必要なそんな時代になってきた。愛する者同士、家族同士、または身近なひとと、エネルギーを交流しあう。「心に手を当てる」それはもっとも簡単で、お金のかからない、癒しの方法だと思う。

この記事のURL / コメント(0) / トラックバック(0)

胡蝶蘭の恩返し

2011/05/31 01:01

カテゴリー:

DSC04583.JPG2度目の、胡蝶蘭が咲きました。それも、見事に。

去年いただいた5本の胡蝶蘭を、花が終わったら、切り取って、窓辺において環境を変えないように気をつけながら、面倒をみていたら、

「そんなに面倒みてくれるならいっちょ花でも咲かせてやるか」って感じで恩返しのように咲いてくれたのです。ひさびさにうれしい出来事。本当にうれしい。思わず花に向かって「ありがとう」って言っちゃいました。お花は正直ですね。

 

面倒みすぎてもいけないし、みなさすぎてもいけない。

まるで肌のようです。甘やかしてもいけないし、厳しすぎてもいけない。

 

そうそう、もうひとつうれしいことが。

DSC04580.JPG南側の窓辺に置いた鉢植えのレモンとダイダイに花がついたんです。果物はこれからが勝負。

せっかくついた花ですが小さな実になりゆっくりと大きな実になっていくとき、ほとんど落ちてしまうんですね。だから、摘花や水やりがポイントになります。去年はレモンだけがなりました。

今年初めてダイダイに挑戦です。大きな黄色い実がなるよう丹精します。

植物に触れていると、心が休まります。エネルギーをもらえるんですね、きっと。

DSCF6170.JPGだからかなあ、LENAJAPON(スキンケア)の美容化粧液を作るとき、原料に植物しか浮かばなかったのは。そうそう、主成分のクインスシードエキスも大きな黄色の果物(まるめろ)から取れるんです。

開発の発想の原点はこの植物好きにあったんですね。我ながらびっくり。

この記事のURL / コメント(0) / トラックバック(0)
物心ついたとき、すでに父は他界していた。聞けば、私が生後8か月のころだという。父という存在はどんなものなのか、知らない。「素晴らしい人だった」と祖父がいえば、「あんなに手術の上手な外科医はいなかった」と大叔母がいう。「優しい温厚な人だった」と祖父の弟が言えば、「とてもハンサムでもてたのよ」と母がいう。どれも父なのだろう。そんな父の力をいつも背中に感じながら私は大人になった。立派な父に恥じない人生を、といつ頃から思うようになったかは覚えていない。

「お父さんがいなくて淋しいでしょ」と近所のおばさんがいうと「やっぱり男親がいなくちゃね」とパン屋のおばさんがいう。どちらの意味もわからない。なぜなら、父という存在を知らないからだ。余計な御世話だと思いながら、笑ってすごした。二人揃っていなければならないものが、ひとつ欠ける。それが運命であった場合、その運命を受け止めて、明るく生きる道を自分で探すしかない。で、なければ、負けてしまう。それは損だ。

大人になり、結婚して、子供ができて初めて、父親という存在が分かった。子供にとってとても大切な役目を担っている父親。母親とは違う愛情の在り方。
父と母、祖父と祖母、周りの大人たちなど、さまざまな愛を豊かに受けて育つ子供は幸せである。今、それが欠けている。だから、いろいろな事件が起こる。父がいなければ、祖父が、母がいなければ、近所のおばさんが子供たちに愛情を注ぐ。そういうことが、昔はあったように思う。それが大人の仕事だったからだ。

私たちのいちばんの仕事。それは金持ちになることでもなく、有名になることでもなく、人より抜きんでることでもない。私たちのいちばんの仕事、それは「幸せになること」だ。小さなことに幸せを感じる力があれば、だれでも幸せになれる。その感じる力を育てる栄養、それが愛情ではないだろうか。

触ったことも見たこともない父の力を、私は今でも背中に感じることがある。その力に支えられて今がある。見えないものの愛の力さえ、その気になれば、感じることができる。それが私たち人間に与えられた能力である、と思っている。信じている。
この記事のURL / コメント(0) / トラックバック(0)

 

DSC03742.JPG クリームチーズをふんだんにつかったチーズケーキを焼き始めたのは子供が保育園に入ったころだから、もう30年以上前のことになる。会社から戻り、子供が寝静まってから、秋のバザー用にチーズケーキを20台焼いたこともあった。数を作れば、材料をハカリにかけることもなく、オーブンの時間をみるまでもなく、勘で焼けるようになる。これって、どんなことにも通じているみたいね。で、久々に懐かしのチーズケーキを焼いてみた。外は台風だし、ちょうどよいリクリエーションにもなった。

焼き方は簡単。だれでもOK.

 

  材料

クリームチーズ2箱

卵4個

砂糖100グラム

生クリーム少々

サワークリームひと瓶

 

DSC03744.JPG ①サイズ30センチの型に クッキングペーパーを敷く

   

 

 

 

 

 

DSC03745.JPG ②クリームチーズは室温にもどしておく。オーブンを180度になるよう予熱しておく。

③チーズ、卵、砂糖を泡だて器で混ぜる。

  順番はまずクリームチーズを滑らかにし、卵を混ぜ、そこに砂糖を入れて、さらに混ぜる。

最後の生クリーム少々(なくてもよい)、バニラエッセンスを数滴入れて、型に流し込む。

 ④ 180-190度で20分ほど焼いた後、

すこしさまして、サワークリーム(砂糖少々くわえた

DSC03747.JPGもの) を焼けたケーキの上に伸ばし、さらに7-8分焼く。

後は冷蔵庫でよく冷やしてから、食べる前に生クリームをかけると さらに濃厚になり、おいしい。

食欲の秋に、カニママンのチーズケーキの味、ぜひ、おためしくださいな。

 

 

 

DSC03752.JPG

 

 

 

 

 

 

 

DSC03753.JPG

 

 
この記事のURL / コメント(0) / トラックバック(0)

プロフィール

蟹瀬 令子

かにせ れいこ

上智大学文学部英文学科後、博報堂に入社し、コピーライターやコピーディレクターとして活躍。1999年、「ザ・ボディショップ」を日本で展開するイオンフォレストの代表取締役社長に就任。
ケイ・アソシエイツ代表として、外資系企業、および国内企業のブランディング、マーケティングを手がける。2007年スキンケアブランド、LENAJAPONを立ち上げ現在にいたる。

カテゴリ