1000円の贅沢、これっくらいの幸せ

2011/11/02 12:12

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私は髪を30年以上美容院で洗ってもらっている、と言ったら、贅沢だといわれた。この習慣は20代から続いている。学生時代はアルバイトをしてでもシャンプー代を稼いだ。なぜ、美容院なのか。それはわたしの髪質に因るものが大きかった。若い頃はそれはそれは量が多く、しかも一本一本が太い。流行の髪形にしたくても自分ではどうしようもなかったからだ。

もうひとつの理由は髪がきまっているとそれだけで美しいので、ノーメイクでいられたからだ。結婚して子供ができてからは、ますますメイクの時間がなくなったので、口紅だけで、仕事場にいけるのはとても便利だった。贅沢だといわれ続けたが、利点も多かった。髪を洗ってもらっている時間にミニ昼寝。そして、乾かしてもらっている時間に雑誌を読みながら、コピーライターとして時代や市場のリサーチ。ときには隣の女性が話していることを聞きながら、心理分析。そして、昼ごはん代わりのおにぎりをほおばるなどなど。会社の昼休みや、出社前に行けば、1時間をフル活用できる。体力回復、情報収集、昼食とシャンプータイムはワーキングマザーにとってスーパーリッチな自分時間だった。

財布の大きさは限られていたので、化粧品代はシャンプー代になり、昼食もおにぎりですませることが多かった。ワンポイント贅沢だ。何か自分が本当に欲するものに時間とお金を費やすと満足度だけでなく、幸せ度も高くなる。何もかも、なんて、所詮、無理なのだから、そんな欲張りはしない。

今の超贅沢は1000円のストッキング。もちろんストッキングの値段はピンキリで、1足5000円以上する外国製のものもある。ちょっと引っかけただけで、電線が入り、使えなくなるから、はいた瞬間電線しようものなら、かなり頭にくる。だから、パンツスーツの時は2足500円から300円のもの。ビシとスーツで決めたいときは1000円のものと使い分ける。お気に入りはGIVENCHYとLANVIN。どちらもライセンスもので、製造元はグンゼやナイガイという専門メーカー。LANVINはつるっとしていて、はく時の滑らかさが抜群。 GIVENCHYは生地が薄いので、透明感があり、ちょっと色っぽい大人の足にみえる。特に正装のとき足元を決めるにはもってこいだ。

時間とお金は使い方次第で、贅沢気分になれる。それって、すこぶる幸せかもしれない。

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プロフィール

蟹瀬 令子

かにせ れいこ

上智大学文学部英文学科後、博報堂に入社し、コピーライターやコピーディレクターとして活躍。1999年、「ザ・ボディショップ」を日本で展開するイオンフォレストの代表取締役社長に就任。
ケイ・アソシエイツ代表として、外資系企業、および国内企業のブランディング、マーケティングを手がける。2007年スキンケアブランド、LENAJAPONを立ち上げ現在にいたる。

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