2007年11月アーカイブ

私のワードローブにピンクはない。いつもモノクロかベージュ。私のイメージにもやさしいピンクはない。だから、今度ロンチさせたスキンケア商品のパッケージの色がピンクと知って、まずは友人たちが驚きの声をあげた。てっきり、パールホワイトで出てくると思ったという。しかし、なぜか、50を過ぎたあたりから私はピンクが好きになった。あのやわらかな心和むさくら色。戦いを終えた兵士があたたかな羽毛布団にくるまれるような色。それがピンクだった。それもショッキングピンクでもなく、またベービーピンクでもない。大人のピンク色。その色をブランドカラーに求めた。

パッケージの色を決定するのは大仕事であった。日本を代表するアートディレクター副田氏とそのアシスタントの北原女史。この二人の色に対する審美眼と仕事に対する熱意がなければ、今回のパッケージは誕生しなかっただろう。そして、パッケージ会社を動かして、何度もサンプルだしをしてくれたM女史とそのスタッフの方々の存在も大きい。しかも副田氏たちはLENA文字を開発し、どこにもないブランドロゴを作ってくれた。何回もの色だしで行き着いた大人のピンク色の上にLENA文字のロゴ。まさに、私が夢見ていた商品パッケージの誕生であった。

HPはさくら芸術文化財団をイメージしたさくら色一色。これは博報堂時代からの友人で、いまはHPを作らせたら5本の指にはいるといわれている売れっ子F氏たちが引き受けてくれた。ブランドコンセプトと同じ「simple&elegant」なHPにして欲しい、というのが私のオリエンテーションだった。おしゃれで、分かりやすく、買いやすいサイトのデザイン。オンラインでしか販売しない私達の商品はHPとパッケージでイメージを構築していかなければならない。それにはきちっとしたイメージ戦略が必要である。そして、その戦略をカタチにしてくれる力あるクリエータが必要となる。そのクリエータたちがまるで天使のお使いのように私達の仕事に舞い降りてきてくれたのだ。涙がでるほどありがたい。

11月1日HPがオープンした。たくさんの人々がHPを訪れ注文をしてくれた。と同時にたくさんの友人・知人たちがHPについてコメントを送ってくれた。「さすが、です。心がほんわかしました。」「なんてすてきなHPなんでしょう。パッケージも素敵なピンク色で大好きです」「HPをみて思わず買いたくなりました。商品も分かりやすいですね」「待ちに待った初売りです」「ダブル保湿のコピーもいいですね。」と続いた。コメントは大きな応援団のようで、私の心の奥の奥までずしりと届いた。

たくさんの力と愛が集まって誕生したLENAJAPONの大人のピンク色。これからひとりでも多くの人々を幸せにするピンク色になっていければいいなと願っている。
肌をしあわせにするだけでなく、心もちょっぴり、さくら色に染めることができる、そんなブランドに育てたい。この思いが天までとどきますよう。夢実現へ第一歩です。

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約束の11月1日まで後20分。新しいスキンケアブランド「LENAJAPON」のHPは真夜中にその産声をあげた。感激の一瞬である。スタート時から一緒ずーっと走ってくれている女性のスタッフは、そのときを涙で迎えた。大変な毎日を、この日のためにがんばってきて、ちょっと心に響いたのだろうか。今からが大変とわかっていても、やはり、うれしい。私は涙こそでなかったが、この数ヶ月もやもやしていた雲が晴れた感じだった。久々の心地よい疲れである。

明日の初売りに備えて、仕事を終了させる準備をしている間に初注文がはいった。「エーエー、これって、第一号のお客様って事ですかー」女性スタッフの明るい声がこだました。HPがアップして数分もたたないうちである。うれしい。正直言って、うれしい。その反面、明日からの注文に応えることが出来るかという不安も膨らんだ。

インターネットショップは注文から商品お届けまでの早さを売り物にしているサイトが多い昨今、私は「待たせるマーケティング」というのもいいかもしれない、と考えていた。商品が届くのをゆっくり楽しみに待ってもらう。スローショッピングである。そのためにはCS=カスタマーセンターという概念からCS=コンシェルジェforスキンケアという発想でお客様と接しようと思っていたりする。お買い上げいただいた商品がなくなるちょっと前にお客様にお知らせしたり、季節にあわせてスキンケアのヒントをお送りしたり、そんな細やかなコミュニケーションを実現させることができたらと思っている。しかし、まだまだ、これは先のことかもしれない。

開始のベルはなったばかり。夢に向かっての第一歩である。夢は? そう、HPの「さくら芸術文化;プロジェクト」のところを読んでみて下さいな。おおきな、おおきな、とてつもなくでっかい夢が描かれています。この年になっても、夢を見るとわくわくする。だから、夢はビタミン。

LENAJAPONがブランドとして独り立ちするころには、一緒に夢を見る人を募集しようと思っている。そのためにも、もう一度、50thのチャレンジである。

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プロフィール

蟹瀬 令子

かにせ れいこ

上智大学文学部英文学科後、博報堂に入社し、コピーライターやコピーディレクターとして活躍。1999年、「ザ・ボディショップ」を日本で展開するイオンフォレストの代表取締役社長に就任。
ケイ・アソシエイツ代表として、外資系企業、および国内企業のブランディング、マーケティングを手がける。2007年スキンケアブランド、LENAJAPONを立ち上げ現在にいたる。

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